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2019年第3回定例会 都市環境委員会 樹木の大量伐採、ツミを追い出す「阿佐ヶ谷駅北東地区計画」は再検討を

 9月19日の区議会都市環境委員会に、阿佐ヶ谷駅北東地区のまちづくりに関して「地区計画(原案)」が報告され、私は計画の問題点を追及しました。
 

「可能な限り守る」と言いながら、緑化率大幅後退

 病院建設予定地のけやき屋敷の樹木について、区は「可能な限り守る」と答えてきました。しかし、計画では、大径木127本のうち保存するのは約40本で、7割が伐採されます。しかも、希少動物ツミが確認された北東側の樹木も無くなります。現在、約7割が緑に覆われているけやき屋敷を25%の緑化率に削減することについて、区は「緑化率の後退ではない」と強弁しました。
 
希少動物ツミの保護策、都との協議なし

 都がレッドリストで絶滅危惧種に指定している猛禽類のツミが発見され、追加調査では、近隣に巣があり、抱卵、抱雛(ほうすう)行為が確認されたことを区は認めました。
 都条例では、計画地内の樹木の保全や希少動物の保護を求め、保護策の提出と協議が定められていますが、区は、都と協議をしてないことも明らかになりました。協議もせずに計画を決定すべきではないと追及しましたが「工事着手までに協議を終えればいい」と答弁。都条例にも背を向けて計画を進めることは許せません。

地権者・病院優遇の容積率見直しを
土壌調査も病院まかせ

 地区計画原案では、容積率などの見直しが示されました。
 杉一小敷地は、用途地域が現在三つにわかれ、容積率は500、300、200%になっていますが、これを一体化し敷地全体を500%に引き上げます。
 病院移転予定のけやき屋敷は、容積率を200%から300%と1・5倍にします。高さは40メートルを認めています。地権者・病院優遇にほかならないと指摘しました。
 さらに、杉1小の河北病院敷地への移転問題で、病院敷地の汚染実態調査について、病院側に調査の回答を求めたのか追及しましたが、〝病院側はいまだに調査中〟としか答えませんでした。
党区議団のアンケート調査でも計画の見直しを求める声は多数です。こうした住民の声も都条例も無視した計画の強行は許されません。計画の再検討を求め、引き続き全力をあげます。