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新型コロナ対策(第7次)、生理用品の無料提供について、区に申し入れ

 3月31日、日本共産党杉並区議団は、杉並区に、新型コロナウイルス感染症対策の強化・拡充(第7次)と、生理用品の無料提供を求める申し入れを行いました。

杉並区でも感染者増加、変異株ウィルスの流行拡大の危険も

 緊急事態宣言は解除されましたが、都内の感染者数は下げ止まりが続き、杉並区でも、宣言解除後、増加傾向となっています。
 変異株の流行拡大も懸念されており、申し入れでは、PCR検査等の抜本的拡充や変異株のスクリーニング検査の結果公表、保健所体制の強化等を求めました。また、くらし・営業への支援策では、新型コロナの影響で大幅な減収となった国民健康保険加入者に対する保険料の減免制度の継続などを求めました。
 副区長が応対し、変異株については、区独自に判定を出すことは困難、国保料の減免制度については、新年度分についても実施できるよう検討している、と答えました。

生理の貧困〟解消へ 困窮する女性に生理用品の無料提供を

 経済的な理由で生理用品を買うことができない「生理の貧困」が社会問題化しています。また、ネグレクト(育児放棄)により、生理用品を買ってもらえない子どももいるとの指摘もあります。
 豊島区や中野区など、都内のいくつかの自治体では、防災備蓄用の生理用品を無料で配布する取組が始まり、国も交付金の対象に生理用品の無料配布も加えることを決定しました。
 杉並区でも、生活相談の中で、希望者に災害備蓄用の生理用品の提供を始めましたが、対象も規模も限定的であり、必要な女性に行き渡るよう取り組むことを要請しました。
 副区長は、他区の取組は承知しており、杉並区でも前向きに検討している、と答えました。

【申し入れの概要】

■新型コロナ対策
・無症状者を含むPCR検査を、高齢者施設だけでなく、医療機関や障害者施設、小中学校、保  育園、幼稚園などにも広げ、頻回・定期的に実施すること。そのための体制を整えること。
・生活衛生課分室での変異株スクリーニング検査の果をHPや広報等で公表すること。
・ワクチン接種のスケジュール等の詳細な情報について、HPや広報等でわかりやすく公表すること。
・今年度末で申請期限となる国民健康保険料・介護保険料の減免申請について、申請期限を延長す ること。来年度も減免制度を継続すること。

■生理用品の無料提供
・生活困窮等の理由で生理用品を購入することが困難な女性に対し、区役所や区立施設で無料で  配布すること。その際、窓口でのカード提示、ネット申請等でも受け取れる仕組みも作ること。
・小中学校や区立施設のトイレに生理用品を常備すること。
・子ども食堂やフードバンク等の支援団体と連携し、より多くの困窮女性に生理用品を無料で提供す ること。
(申し入れ全文は区議団ホームページに掲載しています)