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西荻南区民集会所 4月末で閉鎖 旧西荻北児童館施設に移転?!

集会所施設には区民事務所が移転

 杉並区は、西荻南区民集会所を4月末日で閉鎖し、旧西荻北児童館に移転させ、現在の集会所施設には、西荻区民事務所を移転・開設する方針を示しました。今月21日に開かれる区議会臨時会に提案します。
 西荻区民事務所は、西荻窪駅前の民間ビルにありましたが、3月31日に閉鎖されました。区は、閉鎖移転の理由として、耐震性に問題があり、かつ適当な移転先が見つからなかったことをあげています。

事前の説明もなく突然の発表  利用者から怒りの声

 西荻南区民集会所は、西荻南側地域の唯一の区の集会施設として、大切な役割を担ってきました。突然の閉鎖・移転に、これまで利用してきた住民からは「余りにも突然で驚いている。旧西荻北児童館は駅から徒歩約12分。南側地域の住民が移動するには非常に不便だ」「毎月利用しているが、利用者に何の説明もなく、いきなり閉鎖というのは余りに乱暴だ」など、困惑と怒りの声が上がっています。
 区は、今後、西荻南側地域に適地を確保し、集会所の機能を継承する「コミュニティふらっと(多世代が集う施設)」を整備するとしていますが、現時点では、場所も日程のめども立っていません。

玉突き移転で区民の利便性大幅後退

一方、区民事務所について、区は利便性が高い駅前設置を進めてきましたが、現在の集会所に移転となれば、西荻北側や駅から遠い住民にとっては不便になります。
 区民事務所の駅前からの撤退と、それにともなう区民集会所の玉突き移転は、区民の利便性の大幅後退です。
 日本共産党区議団は、こうした区のやり方について、徹底的に質していきます。