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来年度の予算編成について一般質問しました

16日から第4回定例会が始まり、来年度の予算編成について、質問しました。

物価高騰対策、くらし支援を最重点に

来年度予算は、岸本区長のもとで初めて編成される予算となります。異常な物価高騰によって、区民生活はかってない深刻な事態に陥っており、杉並区が区民のくらしと営業を守る予算を編成することがこれまで以上に求められています。
私は、党区議団が取り組んでいる区民アンケートに寄せられた声を紹介しながら、予算編成にあたって、物価高騰対策、くらし支援を最重点に据えることを求めました。
区長は「区民生活は危機下にあるという認識を持って区政運営にあたっていかなければならないと考えている。区民生活を最優先に考える予算として示せるよう全力を尽くしていく」と答えました。

公約に掲げた区民生活支援の第一歩に

来年度予算には、岸本区長が公約や所信表明で示した施策等が盛り込まれることが求められます。
私は、家賃助成、補聴器購入費助成、就学援助の拡充、給食費の無償化等について、来年度からの予算化を求めました。
区は、家賃助成については、令和6年度からの実施に向け来年度は検討、補聴器購入費助成については、実施に向け検討を進めている、就学援助の拡充については、学校給食費の無償化を含めた保護者負担軽減のあり方についての検討組織を設置した、と答弁しました。

区民の声がいかされる予算に

今年度、区が行った区民意向調査の自由意見欄には、前区長がすすめてきた児童館の廃止、西荻窪駅前再開発や道路計画に対し、厳しい批判意見が多数寄せられました。
こうした区民意見を受け止め、要望を生かすべきと、区の認識を問いました。
区は、「これまで以上に耳を傾けながら、新年度予算編成にあたっていくことが大切と考えている」との認識を示しました。

当初予算から財政投入を

都市計画道路の整備に関する決算額は年々増加し、昨年度決算額は1億3千万円余となりました。主に測量や試掘等の調査委託費ですが、用地買収等の事業化を進めれば、莫大な財政負担となります。道路計画の再検討を求めました。
さらに、昨年度決算では、23区で最高額となる77億円余を財政調整基金(何にでも使える基金)に積み増しました。
私は、積み増しよりも、当初予算から、新型コロナと異常な物価高騰から区民生活を守るために財政投入を図るべきと強調しました。