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自民党議員の異常な区長攻撃質問

第4回定例会は明日(12月6日)閉会です。今定例会一般質問で、杉並区議会自由民主党(6人会派)の安斉あきら議員が岸本区長に対する低劣な一般質問を行ないました。

西荻窪駅再開発の動向を無視した質問

安斉議員は、西荻窪駅再開発の動きに対し、再開発の動きが根も葉もないことのように決めつけ、岸本区長が区長選挙の際に訴えた都市計画道路整備と西荻窪駅前再開発の見直しに対して「虚偽の情報を流した」「有権者を欺く行為」「民主主義への冒涜」などと区長を批判しました。

安斉議員の一般質問一部抜粋(11月17日)

「西荻窪の駅前再開発について(中略)田中区政においては駅前再開発の計画は無いと明言しております。(中略)虚偽の情報を流し、有権者を欺く行為が平然と行われたとなれば選挙制度への挑戦であり、民主主義への冒涜となります」「選挙管理委員会はどのような処置を行うのか」

しかし、西荻窪駅の再開発の動向は、2019年前後に都市計画道路整備と一体に活発化した経緯があり、その事実経過について、日本共産党区議団は徹底調査にもとづき、議会で取り上げてきました。
意図的に事実経過から目を反らし、異常な質問を行なうことは許されない行為です。

山田耕平議員が事実経過を明示

日本共産党の山田耕平議員は、一般質問で、西荻地域の再開発を巡る事実経過を改めて指摘し、区長の認識を確認するとともに、都市計画道路補助132号が整備されることによって、駅南側の道路が11㍍から20㍍に拡幅され、その機に乗じて、再開発を目指す団体が動き出すことを懸念する広範な民意が示されていることを重く受け止めるよう求めました。
答弁に立った岸本区長は「事実経過があったことは認識している。その動きも受けて、住民は懸念の声を寄せている。今後のまちづくりは、区民に開かれた議論をすべき」と明言しました。
この間、「杉並区議会自由民主党」は会派を分かれた「自由民主党杉並区議団」とも異なり、事実に基づかない質問などを繰り返しています。 議会の品位を貶める行為はやめるべきです。

■西荻地域の再開発を巡る動き
・ 2019年2月7日、西荻窪駅南口まちづくり団体が、新たに「まちづくり団体」の登録のために、杉並区と協議。そのやり取りで「法定の再開発を目指す」「大きい再開発を目指す」と明言。開示資料あり。
・ 同団体発行ニュースで、事務局(事業検討協力者)として、大手不動産株式会社が「お問い合わせ先」となり、再開発のビジョン等が示される。イメージ図には高層ビルが示される。関係者提供資料あり。
・ 同団体は、区に登録されたまちづくり団体として、まちづくりコンサルタント派遣制度を利用、派遣費用は区が負担。開示資料あり。
・ 同団体の活動報告には、都市計画道路の拡幅と一体にまちづくりを検討する旨を克明に明示。開示資料あり。
・ 補助132号線1期区間の事業認可2020年4月の5か月前、2019年12月3日、駅南側の道路計画用地と重なる部分に私書箱957・タックスヘイブンに籍を置く法人が進出。登記簿情報あり。
・ この周辺で、登記異動が相次いでいる。