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杉並区議会自由民主党 驚くべき前区長擁護質問 

年間80日 区長公用車の深夜運行記事を攻撃 予算審議の場を利用する異常さ

 杉並区議会自由民主党(6人会派)の小川宗次郎議員は、予算特別委員会の質疑で、日本共産党杉並区議団が発行した区議団ニュースの記事への批判を展開しました。記事の内容は、区長交代に伴う区長公用車使用の変化に触れ、前区長が年間80日も公用車を深夜まで乗り回していた実態を紹介したものです。
 予算審議の場を、前区長擁護のために利用することは極めて異常で、会派としての姿勢が問われます。

年間80日の深夜乗り回し認める 公務の根拠も示せず

 党区議団の委員会質疑で、前区長が年間80日も公用車を深夜まで乗り回したことは、区も「事実」であることを改めて認めました。また、当時、深夜までの運行が全て公務であると区は主張していましたが、それを証明する記録を示すよう求めても、区からは一切示されませんでした。公用車の異常な運行は、前区長による区政私物化の象徴となり、多くのマスコミにも取り上げられました。
 現在、区長専用車は、岸本区長の就任後に廃止されました。岸本区長は行動日程も情報開示しており、不透明の前区政とは真逆の姿勢です。
 この期に及んで、前区政を擁護し、過去の事実を覆い隠そうとする姿勢は極めて問題です。

前進を妨害し、事実を捻じ曲げ

 杉並区議会は自民党が分裂しており、前区長擁護・岸本区長攻撃に終始しているのが、杉並区議会自由民主党(6名会派)です。他の自民党会派が、岸本区政に対し「是々非々」で対応しているのと比較しても異常な姿勢です。
■学校給食費無償化にブレーキ
 安斉あきら議員は、予算特別委員会で、学校給食費無償化について質問。保護者から要望はなく、公平性にかけ、拙速にすべきでないと実施にブレーキをかけました。しかし、区が実施した子育て家庭への実態調査では、給食費の減額、無料化の要望が寄せられています。
■西荻駅前再開発の動きを否定
 また、安斉議員は、昨年の第4回定例会に続いて、西荻駅前再開発の動きはないかのように質問。道路拡幅でまちが大きく変わることは確実で、まちづくり団体は「再開発を目指す」と発言しており、情報開示資料でも明らかです。